「影の館」レビュー
2007 / 08 / 28 ( Tue )
「影の館 光の書」
「影の館 影の書」 <原作> 吉原理恵子

<キャスト>
ルシファー(緑川光)、ミカエル(三木眞一郎)、ラファエル(遊佐浩二)、
ガブリエル(大川透)、ベルゼブル(山口勝平)、アシタロテ(千葉進歩)

天界版BLファンタジー。天使達に影の従者、シャヘルと呼ばれる聖蜜の器達と創造主とのお話。前編と後編に分かれてます。
麗しの「天使長」ルシファーへ、その片翼「神の闘士」ミカエルの高まる愛が堰を切ったとき、天界総てを巻き込み運命が大きく変わる。
低く抑えた緑川さんの声は、品格があって高潔な天使さま、キラキラしたオーラを感じます。一方三木さんは美丈夫といいますかカッコイイ。理性を働かせながらも迸る愛憎がよく出てて聞き惚れます。三木x緑川という組み合わせの中でも、大人で壮麗なカプ、素敵ですよ。後半の攻めな箇所では、偏愛のあまり苛めちゃう「二重螺旋」シリーズのお兄ちゃんとちょっと重なりましたが。原作同じだからかな…?
印象的な場面は、前編・光の書では、癒しの泉で水浴びしていたルシファーにミカエルが遭遇するシーン。裸身のルシファーを思わず抱きしめてしまって、困惑しつつも刺激しないように身を硬くするルシファー、友情と愛と欲望の狭間で葛藤するミカエル。結局連れ去り、シャヘルの儀式を施し(ようは交わって)自分のものに。
後編・影の書では、シャヘルが住まう館でミカエルに夜ごと抱かれるルシファーの喘ぎが堪りません(とはいえ二人のカラミは二度ほど)。閉ざした心でいても身は熟れていく…啼かせたい気持ちが分かる。三木さんの攻め声も艶やかです。
ルシファーへの愛と嫉妬をたぎらせる神の存在で長くは続かないんですが。ここで描かれてる天界の歴々はどっちかというとギリシャ神話の神々に近いでしょうか、より人間的な感じ。
新装版の本では、本編の他にCDのシナリオも共に載ってますので比べて聴くのも面白いかもしれません。それにしても、自費出版でこのキャストを集めCD作られた吉原先生は凄いですね。あと他のカラミでは前編にてちょっとだけ遊佐×山口が…色っぽいです。そして天界の雰囲気を壊さないためなのかな…?トークはなしでした。
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シャヘルシャヘルはカナン神話(ウガリット神話)における曙(明けの明星)の神。黄昏(宵の明星)の神シャレム(ちなみに、エルサレムとは「シャレムの家」の意味である)とは対になる双子の神とされる。イザヤ書の「暁の子ルシフェル」という言葉は、聖書で唯一のルシフェ 神話の世界【2007/10/04 15:47】
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